習い事が出来ないので自分で家庭教師を始めた話
我が家の子供は習い事を全くしていない。
させたくない訳じゃない。
プールや体操など近所で教室を調べてみたが応募が締め切られていたり時間帯的に通うのが無理そうで諦めている。
長男(もうすぐ6歳)と次男(4歳)はこのままで良いのだろうかと夫婦で話すこと数回。
未だ結論は出ていません。
周りの子供は習い事をたくさんしています。
保育園の同級生はサッカーだったりプールだったりダンスを。
隣の家の子は英語や空手に通っている。
隣県に住む甥っ子たちはサッカー漬けで、土日に遊ぶ約束をしていても「ごめん試合が入った!」と姉から連絡が来てキャンセルになる事もしばしば。
世の中で、習い事ない子、我が子だけ?という川柳を読んでしまうくらい周りの子が始めているのが現状です。
習い事最大のネック
我が家でもっともネックなのは送迎だ。
幼児だけで通うなんて無茶なので当然親のどちらかが送迎する事になる。
時短勤務とは言え妻は16時まで働いている。
筆者はフルタイムなので基本的に17時半が定時。
妻が保育園に到着するのは16時45分ごろ。
そこから習いごとに行ってももう晩御飯の時間だ。
なので平日は無理。
そこで週末だけでもOKな体操とかプールを探した。
しかしどこも満員。新規募集がかかっても若干数で入れない。
どうしようと結構本気で考えました。
困った時は目的を整理
とりあえず妻には「みんながやってるからという理由で適当に子供を習い事に放り込むのはやめよう」と話し合いました。
まず、習い事をさせる目的は何だろう。
心身の健康。
集団行動を覚える。
保育園以外の友達。
専門的スキルの育成および才能の発掘。
体力を消耗させる。(元気が有り余ってる子)
時間を有効的に使わせる。
色々とある。
でも結局分からなかった。
ウチが習い事をさせる目的ってなんなんだろう。
自分自身の事を振り返る
小さい内から〇〇やってたから大人になってこんな役に立ってる、という経験が筆者自身に無い。
習字、剣道、そろばん、英語、ボーイスカウト、学習塾・・・色々やったがどれも長続きしなかった。
大人になった今、字は汚いし体力は無いし計算は遅いし英語力はごく一般的な日本人レベルで成績も人並だった。
結局一生懸命やったのは中学3年間のサッカーと高校生のアルバイトくらい。
ボーイスカウトはサッカー部と両立が出来ず辞める事になった。
そのサッカーも高校では続けず同じ中学の同級生からの誘いでテニス部に入った。
そして思い出した。
泳ぎは父や母が教えてくれたので困る事はなかった事を。
「ひょっとして全部俺が教えれば良いんじゃないか」
結局幼児が求めれらる事はそれほど高度な事じゃない。
だから何をさせるにしても最初は俺が教えた方が良いんじゃないかなと思った。
野球やサッカーをやらせるにしたって最初は基礎な訳だから、小学生に入るまでマンツーマンで親が指導した方が効率的かもしれない。
テニスも高校でやってたので問題ない。
基礎くらいなら自分で教えられる(特にサッカーとテニスは。)
泳ぎ。これも最初は基礎だ。
顔を付ける、潜る、浮く、バタ足。
もちろんプロが教えた方が良いパフォーマンスだろうけど水に対する恐怖心を取る為に結局最初は親が同伴するケースも多いと聞く。
という訳で今年からプールデビューした。もちろん指導するのは筆者と妻。
格闘技は経験が無いので教えられないがやりたいと言うなら基礎を一緒にYoutubeで学ぶ。それでもっとやりたいと言うなら教室を検討する。
将棋、麻雀。問題なく教えられる。囲碁だけは全く分からないけど将棋はハマらなかった。オセロとマンカラにはハマっていたが今はもう飽きたようだ。
料理。毎日晩御飯を作っている筆者の姿を見ているし皮むきなどを手伝わせている。やりたいと言い出す前に親の手伝い要員として働いてもらっている。
ピアノ。猫ふんじゃったが弾けるまでは頑張って教えようとしたけど興味を示さなかった。楽器は向いてないかも。
英語、算数、ひらがな、カタカナ、これらはiPadのアプリとベネッセが誇るしまじろうのタブレットで教えている。
全く問題なく教えられていてメキメキ覚えている。
4歳の次男ですらアルファベット、ひらがな、カタカナはマスターしつつあるし、まだ足し算引き算も指を使ってはいるが少しずつ出来るようになってきた。(来年1年生の長男は割り算までマスターした。)
結局(最初は)全部親がやれば良いと思う。
それで「おぉっ!ひょっとして凄い才能の持ち主なのでは!?」と親が思ったり、
仲の良い友達やパパ友ママ友から誘われたり、
自分からやりたいと言い出したらそれを本格的に通えば良い。
集団行動は保育園で週5日も学んでいるわけだから「集団行動を学ぶ」目的で習い事をしなくても良いと思う。
幸いにも筆者は完全な無趣味で、
どちらかというと子供への教育をゲームとして楽しんでいる節が有る。
毎週どこかに出かけては博物館やら運動場やらに行っている。
寝る前に勉強を教え、物語と図鑑を読む。
図鑑(今は人体)でも笑いを取りながら読むと子供たちも覚えていく。
暗い部屋でライトに手を当てる。血管が見える。
脈や心臓の音を体感させる。
鼻水や淡が何故でるか、免疫とは何かは予防接種を打った日に読む。
肺と心臓と酸素について教える。それを通して木々の大切さを伝える。
勉強と遊びの境目がまだ無いからゲラゲラ笑ったり興奮して「ほんとだー!」と言ったり、寸劇を交えたりして楽しんでいる。
特に勉強を教えるのは楽しい。学ぶは楽しいをしっかりと認識して欲しい。
知っている事が増えれば世の中が違って見える。
誰かが一生かけて得た答えを僅かな時間で知る事が出来るのが学びだ。
話が逸れた。
とにかく習い事が特に無いならその分親が頑張れば良いんじゃないかと思った。
習い事をさせる前に整理して良かった。
とは言え妻はそれでも習い事をさせたいようで体操やプールを探している。
体幹が鍛えられて姿勢も良くなるとよく聞くし、体操機材やプールは個人で用意出来ないのでもし通えるなら賛成だ。
大事な事は通わせるにしても全部先生任せにしない、という所だと思う。
おしまい。