正解の分からない子育て
子どもの七夕の願い事を見て、寝る前にぼんやり考える。
自分の子育ては正解なんだろうか。
良くない所はどんな所なんだろう。
良い所はどんな所なんだろう。
目指すべきゴールが明確になっていない。
どういう大人になったら成功なのかも分からない。
- 東大に入ったら。
- お金持ちになったら。
- 大谷君みたいになったら。
- 国連でスピーチするようになったら。
- 後世に名を残すような功績を遺したら。
筆者は何一つ達成していない。
これらが成功なのであれば筆者の親は子育てに失敗した事になる。
※ちなみに長男の願い事は「電車の運転手」。次男は「スーパーヒーロー」だった。
どんな大人に
何となく「人に優しく、善人であって欲しい」という希望はある。
良い機会だから、どういう大人になって欲しいかまとめてみる。
- 自分で切り拓いていける能力と胆力を身に付けて欲しい。
- 地球環境へ配慮出来る人間になって欲しい。
- お金に固執せず、だけどそれなりな収入を得られるようになって欲しい。
- 老人・妊婦・病人が目の前に立てば席を譲ってあげられる人になって欲しい。
- 良い友達に恵まれて欲しい。
- 出来れば結婚し、子どもを持って欲しい。
こんなところだ。
こうしてみると、1番は怪しいけど2~6は達成出来ている。
自分の理想とする「いっぱしの大人」の定義に自分は当てはまっている。
とすれば筆者の観点で言えば筆者の親は成功したわけだ。
筆者も筆者の姉も、就職し子を育て、孫に囲まれ幸せな人生を送れている。
だけどこれ以外が失敗なわけじゃない。
特に結婚や出産には色んな意見が有るだろう。
幸せの形は人それぞれ。
子どもが同性愛者だったり単身生活を好む人だったとしたら
「あんたこの先どうすんの」なんて質問は野暮になる。
それにこの質問は子どもの幸せよりは親が自分の幸せの為に(早く安心したくて)する質問だろう。子供の為と言うのは半分噓だ。
リアルに親が出来ること
少なくとも親として出来る事は、
- 父と母が仲良く助け合って暮らし、結婚は良い物だというイメージを持ってもらう事。
- 「君たちが生まれてきて僕たち親は幸せだ」という感覚を肌で感じてもらう事。
この2つだろう。
育児は死ぬほど大変だし妻と衝突する事は有っても、それでも家族で暮らせる喜びは一言では言い現わせないほど大きい。
それを分かって欲しい。
1~6の中で5番の「友人」と、6番の「結婚・出産」に関しては自分だけではどうにもできない事だ。
とにかく良い出会いに期待するしかない。それは運が関係してる。
だけど、1~4番が出来るような人じゃないと、
5番6番は難しいかもしれない。
もちろんそうでなくても出来るかもしれないけど、1~4が出来ている人の方が幸せな人生を歩める確率は高い。
では1~4を目指すには何をすべきか。
そんな事をぼんやり考えて寝かしつけていた昨夜だった。
おしまい。