未就学児の勉強・非認知能力がどうとか。
本や動画などで教育について様々な情報が入ってくる。
2,3,4歳までに英語をやらせないとネイティブな発音がどうたら。
物心つく前から見せるDVDがどうたら。
ちなみに0歳児に学習用DVDを見せ続けるのは本気でやめた方が良いらしい。
6か月の赤ちゃんに毎日1時間、早期教育の映像を見せ続けたと言う親の子数人をMRIで撮ったら明らかに言語中枢に遅れが出ていた。
それを知ったディズニーが早期学習用教材を販売中止にしたという事が実際にあったらしい。
動画を貼っておく。(続きが有料だけど無料の所までで充分見応えが有る。)
英語については「母国語をしっかりやって話が面白い人間になってから英語を学んでも遅くない。」と結論付けた。
(だから英語塾に通わせるはずの月謝を積み立てして留学費用にする。)
それと、必ずと言って良いほど非認知能力という言葉が出てくる。
非認知能力
最初聞いた時よくわからなかったけど、中身は「数値化が難しい能力」というだけ。
リーダーシップとか創意工夫とか忍耐力とか、IQと違い数値化が難しい能力。
大人でいう所の「世渡り力」とか「コミュ力」もこれにあたる。
3歳~7歳くらいの年齢で育ちやすい能力らしく、
「非認知能力を伸ばすには」とか「非認知能力を意識した接し方」とかそんな文字がネット上の至る所にある。
自分自身に落とし込むと、5点満点でリーダーシップと創意工夫は5か4を付けて良いが忍耐力は1か2だ。
昔から忍耐力が無い。
やるぞ!と意気込んでも続かない。序盤は誰より良いスタートを切るけどすぐに飽きてしまい後半追い抜かされる「ウサギと亀」のウサギだ。
非認知能力、確かに重要だなぁと思う。
他の国の事は知らんけど日本の教育システムは暗記力や計算能力重視だ。
だけど就職してからは暗記力や計算能力よりリーダーシップや創意工夫や忍耐力が重要になる。
記憶や演算はパソコンにやらせればいいし、AIの到来で人間は指示をするだけという所にまで来た。
指示をする、というのが苦手な人をこれまで何十人と見てきた。
成長過程で良いリーダーになれる人も多く居るけど、
そもそも指示役が苦手という人がリーダーに任命された場合の組織はみんながバラバラで上手く機能せず険悪な雰囲気になる。
そうしてみると、子供にはお勉強を頑張って欲しいなぁという反面、「リーダー力」みたいな物を身に着けて欲しいなぁと思う。
サラリーマンはもちろんアスリートだって芸術家だって何かを成し遂げるにはリーダー力が必要になる。
(リーダーを支えるサポート力も必要だ。)
色々ぼんやり考えるととりあえず「人間は1人で生きていけない」とか「多様性とルールをバランス良く受け入れよう」という集団生活における基礎中の基礎、
「情けは人の為ならず」を理解させる事が非認知能力教育の第一歩かもしれないなぁと思うのでした。
おしまい