つつがなくそつがなく

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ゲーム開始の適齢期

 

親とは常に「これは子供にもう与えて良い時期か」という判断を迫られる生き物だ。


ゲームだけでなく、スマホ、パソコン、Youtube、アニメ、本、オモチャ、あらゆる物を適齢期か考えてしまう。

特に自分の子供の頃に無かったスマホYoutubeは常に議論の対象だ。

 

正解が分からないから自分達で判断するしかない。

 

 

筆者・・・40歳、小学1年生からゲームと共に育ち現在でもゲームをしている。
 妻・・・40歳、次男出産後はつむつむもやらなくなった。ゲーム全般に興味無し。
長男・・・4歳、オセロブームが終焉に向かい、電車でGoやマイクラの動画をYoutubeで見始めた。
次男・・・2歳、まだゲームに興味無し。

 


今回はゲーム開始の適齢期について考える。

 


ウチはゲーム禁止!!としている家庭も有るかと思うが
筆者は友達とゲームを通じて楽しい思い出がたくさん有るので禁止はしない。
それにゲームがそれほど悪い物とは思わない。

 

なぜこのような事を考えるようになったかと言うと、
長男のYoutube視聴履歴を整理(有害そうな物を削除する事で関連動画のリストを誘導する)していたところ、
電車でGoやマイクラの動画をたくさん見るようになったからだ。


Youtubeタブレットが何歳から、という議論はここでは置いておく。
とりあえず我が家では子供専用に1人1台iPadを買い与えている。
2歳の次男も自分で見たい動画を見ている。
アプリは筆者が管理しているが基本的にやること(着替え、歯磨きなど)をやれば好きにiPadを使って良いという教育方針だ。

 


話は戻ってゲームと勉強の違いはなんだろう。


筆者の感覚では、
勉強=何か新しい知識を得て将来役に立つ事を覚える事。
ゲーム=楽しいだけで役に立たない。
と考える人が多いと思う。


でもこの「役に立つ」というのは何だろう。
学校の成績だろうか。

未就学児にとって学校は保育園や幼稚園だ。役に立つというのは何だろう。


遊ぶのは良いけどテレビゲームはダメ!という人も居るだろう。
ちなみに筆者の親はテレビゲームが何故良くないかを上手く説明出来ず「とにかくダメ!」という人だった。

じゃあカードゲームやボードゲームなら良いのかという話になるが筆者はそちらに全く興味が湧かなかった。

 


今の4歳で「ニンテンドースイッチが欲しい」と言われたらどうしようか考えてしまう。
アプリで電車でGoのようなものが有るのでとりあえずそれはインストールした。

 

 

線引きはどこだろう。

 

未就学児にとってゲームと勉強の区別はほとんどついていないように思える。
実際知育アプリも知育オモチャも遊びながら学ぶというスタイルだ。
遊びながら学ぶのが子供だ。


テレビゲーム、もしくはスマホゲームがダメと言われるのは、
おそらく中毒性の強さからだろう。


子供はとにかく没頭しやすい。
一旦没頭すると間近で話しかけても気が付かないくらい集中力を発揮する。


没頭するのは何もテレビゲームやスマホゲームだからという訳ではないが、
アプリ側は目を引く演出や派手な音で子供を夢中にさせる。


だが公園にも行けない日に丸1日iPadをやるかというとそんな事は無い。
飽きっぽいのか色んな事をやりたいのか分からないが、
Youtube⇒親とオセロ⇒電車でGoのアプリ⇒プラレール⇒かくれんぼ⇒絵本⇒Youtube
といった感じで大体およそ30分~1時間くらいで違う事をする。

2歳からiPadが自由に使える子にとって、Youtubeも電車でGoも別に特別なことではないのだ。

 


と、するならゲームも特別な存在にはならないのだろうか。

ただ書いてみて思う。


それほどゲームを禁止する理由は見当たらないが、
まだ指先が器用じゃないのでスイッチを買っても上手に出来ないのではないだろうか。

 

というわけで我が家がまだスイッチを買わない理由は
「まだ複雑なゲームは出来ないよ、だからもう少し大きくなったらにしよう」

という事になりそうだ。
小学生になってねだられたら買うと思う。

 

 

ちなみに筆者の1番下の甥っ子は元々不器用な性格な上に小学校に上がる寸前で引っ越しなってしまい、もうすぐ2年生だが未だに友達ゼロの状態だ。

今後友達ができれば良いがそうならなかった場合、ゲームは心の逃げ場所にもなってくれるだろう。

没頭してはいけないが何かを頑張ったご褒美にプレイさせてあげる事は悪い事だと思わない。

こうするのが絶対正解なんてないのが子育ての難しいところだ。

 

 

最後に。


ゲームをしているとロクな大人にならない、なんて事は無いと思う。ただ先日WHOが初めてゲーム障害という依存症の存在を認めた。

 

ゲーム依存症・ゲーム中毒のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

元々は中高生になっても自分で自分にルールを科す事が出来ないという自己管理能力の低さではないかと思われていたが、大人になっても中毒症状になってしまう人が多数いる現実が有る事を踏まえ病気として扱われた。

 

ゲームを禁止しても良い子になるとは限らない。
どのような子に育って欲しいかという明確なビジョンは持っていないしビジョンを強制するつもりもないが、自己管理能力は付けて欲しい。

 

ルールを守る、という事を覚えさせる事は本当に大事だ。
やることをやらなければiPadは触れない。2歳の次男でもそれは理解出来ている。

iPadは親と同じ部屋でしか使えないし、どんなゲームやどんな動画も許可する訳ではない。

ちらっと見て「あ、これはあかんわ」という動画(性的なものや暴力的なもの)はダメだと伝えるし出てこないようアカウント管理している。

 

 

なにより親として最も大事なのは無闇に禁止する事より
「夢中になってしまうほど楽しい事との上手な付き合い方を教える」という事なのかもしれないと思う今日この頃だった。

 

 

 

おしまい。