つつがなくそつがなく

ふらっと訪れクスっとしてもらう事を目指すブログ

命について考えてもらう

ひまわり畑のイラスト(背景素材)

 

 

テレビを見ていると悲しいニュースが毎日報道されている。

 

事故や災害で何人が亡くなった。

死体が発見された、自殺か他殺か。

 

今日も有名人の悲しいニュースが有った。

 

親同士で「えっ、この人亡くなったの?」「そうみたいよ…」みたいな会話を子供の前でしている。

 

「死んじゃったの?」と次男が聞いてきた。

 

子どもは5歳と3歳で、まだ死がよく分からない。

死を説明するのは難しい。

 

身近なところで、彼らの祖父(妻の父)が2年前に亡くなった。

墓前や式の合間に写真を撮ったが1歳の次男はめちゃくちゃ笑顔だった。

※写真を撮る事に否定的な意見も有ると思いますが記念ではなく記録として残す意味合いなので許してくだされ。

 

長男は泣いている祖母や叔母を見て何となく察したようだったけど、

それでも理解するのは無理だったと思う。

 

とにかく動かない祖父を見て、寝ている訳ではないけど何故動かないのか分からないから葬儀では退屈そうだった。

お坊さんの念仏も何を言ってる分からないし親に聞いても「天国で楽しく暮らせるようにおまじないしてる」しか言わないから当然だ。

 

命を大切にすること

命を説明するのは死を説明するのと同じかしら。

 

「命は1つしか無いから大切にしなさい」

親や教師はよくそう言っていた。

 

しかし、命、命ってなんだろう。

心臓が動いていることか。

 

喋る、動く、触れる、それが出来なくなる事が死か。

伝えるのは難しい。

 

相手は5歳と3歳だ。

シンプルに「もう会えないって事だよ」が1番分かりやすいかもしれない。

 

「死んじゃったらもう会えないから命は大切にしなくてはいけないよ」で伝わるだろうか。

 

でも生きる事は他の生き物の命をもらう事だ。

動物であれ植物であれ、基本的に他者を食らう事が生きる事だ。

 

生きる為にもらう命についての補足をした方が良いのかしら。考えすぎかしら。

筆者には分からない。上手く説明できる人も多く無いだろう。

 

いずれ教えないといけない事

 

「どうして死んじゃったの?」と聞かれると「きっと辛い事が有ったんだ」としか言えない。

SNSやブログや匿名掲示板で誹謗中傷するなと言っても、SNSを知らない彼らに説明するのは無理だ。

 

だけどいずれ教えないといけない。

ネット上での発言は特に気を付けなさい。

見た人が悲しくなるような投稿をしてはいけない。

 

子どもに教える前に、我々大人が実践しないといけない。

ご冥福を。

 

 

おしまい。