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デート代は男性が出すべきか論争について考える会

レストランでディナーを食べるカップルのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

 

今シーズン6度目の風邪を引いてダウンしていた。

12月から数えて月2回ペース、異常なほどひ弱だ。

 

書きたい事は山ほど有るのにどうしてもホットな話題に食いついてしまう。

今日は「デート代は男性が出すべきか否かについて」考える。

 

ちなみに筆者は41歳のおじさん、既婚子持ちです。

 

事の発端

今回はセクシー女優の人が「男性が出した方が良い」と言って炎上していた。

 

それにしてもしょっちゅうこの話題はニュースになっている。

何度も話題になるのは万人が納得する答えが無いからだ。

 

誰かが炎上する度にまた別の人がコメントして話題になっている。

炎上した当人は「女性はデート前からキレイにする為にお金を出しているから~」という部分で釈明していた。

 

男性側の言い分

Twitterやヤフコメを見ると

 

  1. 性差別は無くそう!男だから女だからとか古い!という時代に何を言ってるんだ。
  2. キレイにしてくるのは勝手、すっぴんにジャージで来てもらっても構わない。
  3. 割り勘で多く出すくらいなら良い。
  4. 奢っても良いけど当たり前に思わないで欲しい。
  5. 財布を出して支払う気がある振りだけでも見せて欲しい。

 

こんな感じが多かった。

 

女性側の言い分

一方の女性。

 

  1. たった数千円を要求してくるのが格好悪い。潔く奢って欲しい。
  2. 女性は服装やお化粧に時間もお金もかけてくる。
  3. 割り勘で全然良いけど多く出してくれた方が格好良い。
  4. 男性の方が稼いでるから多く出して欲しい。
  5. 食事は男性、その後のカフェを女性が出すなどスマートにして欲しい。(その場で現金要求しないで欲しい。)
  6. 初回だけでも奢る姿勢を見せて欲しい。
  7. 奢られるとOKしたみたいで面倒だから割り勘にしてる。

 

などが多かった。

 

思ったこと① どっちの言い分も分かる。

 

「数千円でも良いから出してくれたら助かるのに」と男性が思う反面、「たった数千円なのに…格好つけてよ」と思う女性が居るのは自然な事のように感じます。

 

筆者は40を超える世代なので男性が全額出す事に何も違和感を感じない、むしろそうしたいと思う人が多かった世代だ。

男は稼いでナンボ、格好つけてナンボという感覚を若い頃に雑誌やテレビで刷り込まれた。

 

もっと昔は女性が財布を出すのは男性に対し失礼と言う時代も有った。(もはや外国かと言うレベルで今と違う。)

 

但し筆者やその上の世代の男性は「お金」の代わりに見返りを要求する。

それは感謝であったり、敬意であったり、好意であったり、

はたまた行為であったりする(下ネタ)。

 

「お金を出しているのはこっちなんだから」という気持ちを懸命に隠しつつ、下心を持つのが普通だった。

 

必死で稼いで奥さんには専業主婦になってもらう、というのが人生の正しいルートであるかのような時代だったが、今や共働きが当たり前。

 

今の若者の多くは昔の若者ほど稼げないし、未来に希望より不安を抱える時代になったから男性の財布の紐は固くなった。

男性の価値観として「奢る事が格好良い」という意識は持ちつつも「割り勘にしてくれる女性の方が魅力的」という変化は自然かなと思う。

 

初回デートで、奢ったら100%付き合えると言う事ならおそらくほとんどの男性は喜んで全額出す。

実際はそうでないから躊躇する。

それに釣った魚に餌をケチる感覚の男性は付き合った後にしばらくして奢るのが嫌になる。

 

思ったこと② 格好つけて

 

女性の言い分の多くは「格好つけて(格好悪いとこ見せないで)」という共通点が有る。

 

本気で乞食のようにお金お金と言っているのではない。

好きな人にこそ大事にされたいから奢られたいと言う風に見える。

初回のデートは特別なイベントだ、女性は特別を大事にするから初回奢られて良い思い出にしたいと思うのは自然に感じる。

お姫様に「半分出して」と言う王子様は居ないだろう。

更に「出してあげてる感」も出さず紳士に振る舞って欲しい。

 

男性からしたら多くないお給料から捻出したのだ、それなりに感謝や好意、あわよくば行為が有って欲しい。

でもそれを表に出して欲しくない。

その方が格好良いから。その方が好きになれるから。

 

あなたの為にキレイにしてきたと言う努力も汲み取って欲しい。

 

それが女心。たぶん。知らんけど(俺おっさんだし)。

 

ぶっとんだ意見が面白い

 

こういった男女の話題は相手を論破するような意見よりぶっとんだ意見の方が面白い。

 

  1. 割り勘でも付き合いたい男とだけデートしろ。
  2. 全額出したいと思わせるなら喜んで払ってる。(そうじゃないから割り勘にされてる。)
  3. トイレ行っている間にお会計を済ませていない時点で論外。
  4. イケメンならむしろ養ってあげたい。

こういった強者たちの意見は論理だてて説明されるよりパンチがある。

 

例えば橋本環奈さんとデート出来るなら今の若者は余裕で全額払う事を厭わないだろうし、

平野紫耀さんとデート出来るなら女性は自らのお金を喜んで出すだろう。

 

平野さんに面と向かって「今日割り勘でもいい?」と聞かれて「ダサ!こいつとはもう無いわ~」と思う女性は少ないと思われる。

(好きな芸能人に置き換えてくださいまし)

 

つまり強者にはどっちが出すべきかなんて議論は存在しない。

その人と居るだけで幸せだから自ずと答えが出る。

 

結局、それが筆者の意見だ。

全額出してでも一緒に居たいと思う女性とだけデートすれば良いし、

割り勘にしてでも付き合いたいと思う男性とだけデートすれば良いのだ。

 

「今日は俺が全部だすよ!」「今日は私にも出させて!」

この思いを強く持っている方が答えなんじゃないかな。

 

 

余談

筆者は30代の時に婚活を4,5年続けた。

付き合って別れを繰り返したが、お付き合いに至るまでは複数の人と同時進行する。

(婚活サイトで意気投合してデート、何か違うなと思ったらフェードアウト。1人だけに絞るのは付き合いたいと思える人と出会えてから。)

 

この間の様々な女性とのデート代がキツかった。

多い時は週4回違う人とデートした。(年齢的にも焦ってた。)

 

ショボいお店を選べば好感度は得られない。

良いお店はそれなりにする。

割り勘にしないと財布がキツい。

でもそんな事は言えない。

 

しゃーないこれは投資だ!と割り切っていたが、

自ら割り勘を申し出てくれる人も結構居た。

 

婚活に慣れている人ほどこちらのお財布事情も知っていて、全額出されて負担をかけるより割り勘で良いからまた会いましょうと言ってくれる。

当然そういう女性の方がこちらの印象は良いわけで、結局相手に好かれたいと思うか思わないかもこの話題にかなり関係している。

 

「ごちそうさまでした」も言わなかった人が居たが、そういう人には腹を立てるのではなく「あ、たぶん俺はハマらなかったんだな」と思うようにしていた。

ハマらなかった相手にも笑顔でバイバイしてフェードアウトしていた筆者より、「あんた違うわ」とハッキリ示した彼女の方が人として真摯なのかもしれません。

 

おしまい。