財布の紐固いランキングはどんな世代か
先日、会社の人(共に40代)と雑談をしていて、
あらゆる世代の中で、最も財布の紐が固いのは我々40代既婚子持ち男性ではないかという話になった。
※ギャンブルしない人に限る。ちなみに筆者とその人は酒もタバコもやらない。
色んな人が居るだろうが一般的なイメージとして、
◆家のローン
◆生活費
◆子供の習い事
◆交際費(家族のお出かけ等)
◆月々の積み立て
これらを差っ引いたお小遣いはそれほど多くない家庭が多いだろう。
自由に使えるお小遣いはいくらか
仮に昭和のイメージそのまんまとして3万円とする。
この3万円から
◆平日ランチ
◆平日飲み物
が差っ引かれる。
東京のランチ代は1000円が相場だがこちらのサイトによると40代男子の平均ランチ代は589円。しかも10代~50代で最も高い結果だった。
1か月22日間働くとして食事代が
589円 × 22 = 12,958円
飲み物は1日2本飲むとして
240円 × 22 = 5,280円
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合計 18,238円
お小遣い3万円から引くと
30,000 - 18,238 = 11,762円
月に自由に出来るお小遣いは正味12,000円弱という計算になる。
もはや紐が固い緩いの問題ではない気がする。
マクドナルドが100円ハンバーガーキャンペーンを実施した際、
学生ではなくサラリーマンのおっさんが列を成したのは自然な現象と言える。
「あたしたちの方が我慢してるわよ!!!」
そう仰る女性陣も多々いらっしゃるだろうがまぁ聞いて欲しい。
こんな悲しい我慢自慢大会をしたところで仕方が無い。
我々もあなた方も我慢している。
そうやって讃え合い励まし合う世界の方が優しい気がする。
財布の紐が緩む品
節約を強いられる生活で必然的に財布の紐は固結びで2重にも3重にも縛られているが、
それでも緩む瞬間は有る。
各企業はこの全く儲からないが数だけは多いマーケットにも果敢に挑んでくる。
それがアウトドアグッズだ。
コロナ禍で爆発的ブームを引き起こしたこの市場。
THE NORTH FACEを擁するゴールドウィンなどは株価が跳ね上がり、
ワークマンなどキャンプグッズに力を入れていなかった企業も参入、魅力的な商品をバンバン出してきた。
テント、タープ、焚火台、火起こし、ランタン、ナイフ、寝袋、マット、テーブル、コップ、椅子…etc
揃え始めたらキリがない。
しかもどれも魅力的で、
ヒロシさんやバイきんぐ西村さんなど人気キャンプ芸人がYoutubeで使用する商品は即在庫切れ。
しかも今まで馴染みの無かった冬キャン、春キャンなどオールシーズンが稼働時期となりキャンプ場を開業する人達も現れ、いまなお続く巨大マーケットとなった。
普段ドケチな我々も、
日々閉塞的なマスク生活を強いられ、
下げたくもない頭を下げ、
食べたいものも食べず、
なのに増えていく不条理なお腹の脂肪を触りながら開放的なアウトドア生活を見ると、
どうしても財布の紐が緩むのである。
キャンプに興味の無い人も居るだろうが、
広く言うと趣味、推しになるだろうか。
別にキャンプに詳しいわけでもないし火起こしなんて上手に出来ないが、
特に資格も無く、高い技術が無くても楽しめる。
(画像参照:富士山の麓でキャンプ〜スッキリ気持ちの良い二日目の朝〜のフリー画像|おしゃれなフリー写真素材:GIRLY DROP)
外で食って外で寝る。
これがやけに楽しいのである。
ソロキャンブームで1人でキャンプ場に居ても怪しまれる事もない。
筆者の子供はまだ小さいのでソロキャンは無理だがいつかしてみたい。
40代既婚子持ち男性から金を奪うのはアウトドア用品というのは今後もしばらく定着しそうだ。
他の世代はどうなんだろうなぁ。
おしまい。