個性の違い
子供2人を育てていると、
それぞれの個性の違いに驚く事がままある。
同じ親から生まれ、同じ物を食べ、同じような教育を施しているつもりだけど、
違いが出てくる。
それは経験、環境からかもしれない。
- 兄と弟という関係
- 入園した年齢の違い(長男は3歳、次男は1歳)
- 先生、同級生の違い
- 自宅に有るオモチャや絵本の品ぞろえ(次男が生まれた時には既に潤沢に有った)
- 親の経験値から生じる教育の差(初めての1人目、経験済みの2人目)
持って生まれた因子、才能も違う。
- 活発、大人しい
- 勝負好き、争いを好まない
- 物語好き、図鑑好き
- スポーツ好き、学習好き
上の箇条書きは左が次男で右が長男。
見事に正反対。
決して優劣ではなく、これが個性だと思う。
次男は筆者の因子が濃く性格が子供の頃の生き写しだ。(関係有るか分からないが)顔も筆者に似ている。
長男は妻の因子が濃く性格が似ている。(顔は妻のお母さんに激似、笑っちゃうくらい似てる)
ワークショップ
昨日は寝る前にワークショップをした。
長男が持ってきた「小学生のずかん」に『物語を作ろう!』というコーナーが有ったからだ。(長男が寝る前に読んでもらう本は圧倒的に物語より図鑑)
内容は、4枚の絵を使ってストーリーやセリフを考えようというもの。
こうしたワークショップには「正解」というものが無い。
小学生になれば国語の授業で「起承転結」を求められるだろうけど、未就学児は「とにかく楽しく自由に」が最優先される。
どれだけ荒唐無稽な話でも、1枚目と2枚目が全然繋がっていなくても、最後までお話出来ればそれで良い。
初めに長男に「やってみる?」と聞いてみた。
すると「うん」と答えたものの、一向に二の句が出てこない。
沈黙が3分ほど続き、「わかんない」と諦めた。
予想通りと言えば予想通りだった、長男は「正解」が無い事が苦手だ。
自由に絵を描いたり工作してねと言われると手が進まず、プラレールも単調な物しか作れない。
しかしモデルが有ると正確に描き、作り、複雑なプラレールも設計図通りに再現する。塗り絵やパズルも得意。
自由が苦手なタイプだ。
反対に次男。
失敗を恐れない無鉄砲な性格が作用してとめどなくストーリーを話し続けた。
お話自体はまず絵の解説から始まったので「ふんふん、じゃあ何でこの子はこんなに驚いているの?」「この船は何処に向かっているの?」など質問すると、それもまたスラスラ答える。
絵を見た瞬間に頭の中で有る程度構成が出来上がっているんだろう。
長男が沈黙に使った3分もかからずあっという間にお話を作った。
向き不向き
長男しか居ない時は想像力の無さが心配になった。
何か自分の教育の問題かしらと悩んだ事も有った。(図鑑ばかり見ているのも含めて)
でも次男を見ていて「これは個性なんだ」とハッキリわかった。
今回のワークショップは次男向きの内容だった。
逆に次男に「設計図通りに作りなさい」と言っても無理だ、必ずアレンジをかましてくる。というか完成させる事も出来ず他の事をやりだすだろう。
我が子だけでもここまで違う。
よその子、他県の子、外国の子となると文化、宗教、歴史も違う。
それぞれの得手不得手を活かして協力すれば凄い事が出来る。
それが人間の持つ力、強さだと思うのでした。
おしまい。