「高校生の後悔」というトレンドが上がっていた。
筆者は後悔だらけの人生だが今の高校生は何に後悔しているのか気になって見てみたらこんな記事だった。
記事も高校3年生が書いているようだ。
抜粋すると、
ただ、私は自分たちの顔を加工した写真ばかり残した結果、中学時代の同級生との思い出写真では、お互いの元の顔が見れなくなってしまいました。元の写真を残しておけばよかったと後悔しています。
という事が最も主張したい内容に見える。
なんというか、現代の悩みだな~。
筆者のような41歳のおじさんには無縁の悩みだ。
加工した写真に抵抗を感じるおじさん世代と、
加工してない写真に不安を感じる現代っ子のジェネレーションギャップだ。
(ぶっちゃけ婚活時代の登録写真はちょっとだけ盛ったけども。)
街は美男美女で溢れている?
SNSで若い人らの写真がTLに流れてくると、ゴリゴリに加工されている事が見え見えな事が多々ある。
背景が歪んでいたり顎が突き刺さりそうだったり目が宇宙人みたいに大きかったり。
そこまで顕著じゃなくても、SNSで若い子を見るとみんな美男美女に見える。
いつから日本はこんなに美形揃いになったんだろうと感じるが、街や電車に乗って見回すと美男美女なんて滅多にお目にかかれない。(私も偉そうに言える身分じゃないですけど。)
と言う事はみんな加工している、という事なのかしら。
加工する事が当たり前すぎて、1人の同級生に対しリアルの顔と加工後の顔の2つを認識しているんだろうか。
無加工の写真を見るには卒アルくらいしか手段が無いのかもしれない。
我々の世代では「変」だと思うけど若い人は違うのかな~と思っていたら若い人でも後悔していると言う。
筆者が今の若者だったら間違いなく加工していると思う。
こういうのは時代なんだろう。良いとか悪いとかは無い。
特に高校生なんてその場その場が重要な時期だ。我々おじさんとは時間の流れが違う。
素顔を知らない世の中
加工に加えてマスクの世の中で、素顔を晒す機会はどんどん減っている。
以前より規制は緩くなったものの、取引先で新しく後任になった人などはお互い素顔を知らない。
Web会議になって初めて顔を知る事がとても多く「あ、こんな顔だったんだ」とお互いに思うのだ。
新卒はもちろん社内で顔を知らない人も多い。
良いとか悪いとかではなく時代なのだ。
素顔を見せない世の中で、若者たちはどう恋愛に辿り着くのだろう。
相手の表情が読めない分、より繊細なコミュニケーションになっているのかもしれない。
おじさんはそんな事をぼんやり考える。
おしまい。