つつがなくそつがなく

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止まらないイヤイヤ期、魂の叫び

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(画像元:イヤイヤ期の写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

 

 

はじめに。

何も解決へは導けません。

エピソードを交えて笑いになるようにしたかったけど魂の叫びになってしまった。

 

同じ悩みを持つ親に「ウチも大変だよ」、「お互い大変だよね」という事だけ伝われば幸いです。

ウチの方が大変という人には敬意を、ウチよりはマシという方には元気を届けたい。


全国の戦士達、同志達よ。

終わりは見えないがいつか終わると信じて諦めよう。


望んで生んだのだからそれくらい我慢しろという外部の意見など聞く耳持たなくていい。
100点満点の親など存在しない。
釈迦も孔子もイエスガンジーマザーテレサもイヤイヤ期の子を前にすれば無力だったはずだ。


あんたがたは立派だ。俺も立派だ。それで良い。
ご飯が総菜だから何だ、3食食わせて体を清潔にしているなら充分じゃないか。
総菜の何が悪い、何も悪くない。

疲れてるんだ。出前館で良いじゃないか。

特にこの健康主義の現代総菜は本気で健康上何も被害は無い。

総菜だって誰かが一生懸命作ったんだ、それを一生懸命働いた金で買ってるんだ。

何も悪くない。

 


何から語ろうか。

筆者は4歳と2歳の男児を育てている40歳のおじさんだ。
共働きで妻も同じ年。

以前も書いたが我が家は現在、家事は妻、育児は夫と役割が決まっている。

いま正に最盛期のイヤイヤ期な次男に手を焼いている。
軽くノイローゼだ。


何が1番しんどいか決められないが真っ先に浮かんだのは開口一番の「イヤ」から始まる事だ。


ヤバいなと思ったのは昨日の朝だった。
起きなさい、ご飯食べなさい、お皿持ってきて、お着換えしよう、歯磨きしよう、保育園行こう。
一連のルーティンに全て「イヤ」が付く訳だが、
それに立ち向かう気力がなく声が出なくなった。


「もう嫌だ…」
次男ではなく自分が口にしていた。

 


「あーそんじゃもう知らない」「勝手にしろ」
今朝だけでも数回口にしたが昨日はそれすら出なくなった。


(立派な親ならこんな事言わないんだろうが立派な人間じゃないんだ俺は。)

 


頑張って出発出来るまでの最低条件を満たそうという気力が湧いてこずへたり込んでしまった。


ご飯食べなさい⇒嫌だ
じゃあ食べなくていいわ⇒嫌だ
食べるの?⇒嫌だ
じゃあ食べなよ⇒嫌だ
どうしたいの?⇒嫌だ
先に着替える?⇒嫌だ


分かっている。

まだ論理的に考えられる年齢ではない。

 

キツイ言い方をしても良い事はない。

やる気を促すよう誘導するんだ。

分かっている。

そんな事は分かっている。
筆者だけでなく全国の親はみんな分かっている。

街で子供にキレてる親御さんもみんな分かっている。

 


でも出来ないんだ。


最初はやっていたんだ。
手を変え品を変え、優しい言い方で。


でも毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日これだと無理だ。


「もう嫌だよ。もう無理だよパパ。」


次男にそう告げた。


「イヤだ!」


予想された返事が返ってきた。


もう何もかも諦めて着替えだけさせて保育園へ送り出した。

 

いつもと様子の違う父を見て4歳の長男が色々やってくれたのが唯一の救いだった。

会社は休んだ。


休んで健康ランドへ逃げた。
もう本当に嫌だった。

 

今は少し落ち着いたのでこれを書いている。

心のバロメーターとかバイオリズムみたいなので可視化したら昨日筆者は物凄い下降してただろう。


怒るも励ますも出来ない、放心状態になった。

15時くらいに自宅へ戻ってきて、あと少しで次男と顔を合わせるのかと思うと憂鬱になった。


シングルマザー、シングルファザーは頼れる人もなくこれをやっているのかと思うと驚嘆だ。


帰宅後の次男は相変わらずイヤイヤしてるものの、

心なしかいつもより抱っこをせがみ食べさせてと言い甘えてきた。

 

別にこちらを嫌っているわけではない。

人間の脳は複雑で色んな事が出来るから小さい内はバグを起こす。

大人になってからバグを起こすと大変なので子供の内に起こして感情の起伏に慣れさせてるのだ(たぶん)。

 


毎日叱られて、時には「あんなにキツく言う必要なかったな」とこちらが反省するほど怒っても、
それでも毎日抱っこ抱っこと言ってくる。


先週くらいにTwitterで「無条件で愛されているのは子供ではなく親の方」というツイートがバズっていた。
本当にその通りだと思う。

 

半年くらい前から復活した夜泣きも精神が削られている。

昨日は寝不足も相まって本当に参ってしまった。

 


これからも参るだろう。

長男にもイヤイヤ期は有った。

次男ほどひどくは無いように思うが長男も長男でキツかった。


そんな長男も今では良いお兄ちゃんをしている。
イヤイヤ期はいつか終わるのだ。

たった数年では終わらない介護とは違う。

出口は見えないが出口が確かに存在しているのだ。


長男の経験でそれを知っている分、いくらか違う。

台風と同じで過ぎ去るのを待つしかない。

 

打開策はない。早く終わらせる方法も無い。

早く立たせる、早く歩かせる、早く喋らせる、そんな事は出来ないのと同じで成長なのだ。

心ではなく脳の成長だ。そう理解するしかない。

 

会話が出来るばかりに「何で分からないんだ」と思ってしまうがまだ歩いて喋れる赤ちゃんくらいの発達だ。

期待値を下げる。


出来る事は、諦めて成長を待つ。

それだけだ。

 

そう自分に言い聞かせる。

読んでくれてありがとう。貴方も立派だ。

 

おしまい。