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母と過ごした思春期のクリスマス

クリスマスパーティーのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

クリスマスを家族揃って過ごしたのは何歳くらいまでだっただろうか。

 

高校生になってからは彼女や友達と過ごしていた。
となると中学生。
あまり記憶がハッキリしていない。

 

筆者には3つ上の姉が居る。
筆者が中学生の時、姉は高校生。

 

姉は中学時代から早々に彼氏を作り毎年外出していた。
だから母と2人で過ごすクリスマスが多かった。(父は仕事と酒で毎晩遅かった。)


何と無く母がケーキやチキンを用意してくれて、親子2人で食べて、
テレビでクリスマス特番か何かを見ていた。
食事が終わったら風呂に入り、ゲームしたり受験勉強したりした。

 

プレゼントはゲームソフト一択だった。
事前に買ってもらい、既に我慢出来ず封を開けてしまっているので何ら特別感は無い。
早く続きをやりたくて母との食事も早々に済ませていた。

 

もう少し母と過ごす時間を増やしてあげれば良かったが、
母は「ごちそうさま!ゲームやるわ!」と言う息子に対し「はいはいどうぞ」と言って小言を言わなかった。
当時は何とも思ってなかった。今思えば幸せな家庭だ。


母と過ごす思春期のクリスマス


この、母と2人で過ごしたクリスマスの事を思い出すと何となくセンチメンタルな気持ちになる。
姉が一緒の時は姉がしゃべり倒してたし、3人という人数もあって変な感じはしなかった。

 

イブ、そして25日と連続で母と過ごす夜。
イブはチキンとケーキで、25日は普通にアジの開きと味噌汁とかだった。

 

別に特別なワクワク感は無かったけど憂鬱なイベントでもなかった。
どんな話をしたかなんて覚えていない。

テレビを見ながら2人でコタツでムシャムシャ食べていただけ。
母はどう感じていたんだろう。

 

何となく覚えていて何となく思い出す。

何も特別ではない、普通の思い出。


母と2人きりのクリスマスを何度か経験し、
やがて自分も外で過ごすようになった。

それから母は1人でクリスマスを過ごしていた。
(父が早く帰ってくれば良いだけだと思うけど。)


母が1人になっちゃうなぁと思いつつも出かけていた。
別に後悔しているとかそんなアレはないけど、何かプレゼントしたり優しい言葉をかけてあげればよかったなぁと思う。子供だった。


冷静に考えて高校生の時はドギつい反抗期だったからまず無理なんだけど。
それに思春期の男子は母と過ごす事を恥ずかしがる。

 

 


サンタクロース イズ カミング?


筆者の家では心無い姉によって、なんと年長さんの時点でサンタさんの正体がバラされてしまった。

プレゼントが何故か事前に押入れに隠されている事を知らされてしまった筆者は、
早々にクリスマス=誕生日以外でプレゼントを貰える日くらいの認識になった。


だから親もサンタさんの会話に気を遣う事もなく
「あんた今年は何にするの?」と堂々と聞かれていた。

1万円以内なら何をねだっても良いという暗黙のルールさえ誕生していた。

 

(自分が凄くショックだったのでサンタさんを信じているクラスメイトにわざわざケチを付けるような事はしなかった。)

 

 

時は経って現在

 



 

昨日は我が家にもサンタさんが来た。
長男は自転車、次男はラジコンを貰っていた。

 

明け方に起きて自室に隠してあった自転車を玄関の前に運ぶサンタさん。
次男のラジコンはツリーの前に置かれていた。

急いで寝室からリビングに行き、プレゼントの箱をビリビリに破く次男。
長男はサンタさんからの「玄関の前を見てごらん」という手紙にテンションを上げていた。


イブはお隣さんから頂いた多摩動物公園の無料券が有ったので1日動物を見て、
25日は毎年恒例になっている結婚式を挙げたホテルでのクリスマスパーティーに参加して楽しく過ごせた。

 


あと何年こうして家族揃ってのクリスマスが出来るだろうか。
長男が家族と過ごさない事を選んだら次男は筆者と妻と3人でクリスマスを過ごすのだろう。

次男には母と2人でなく、父と母の3人でのクリスマスを過ごせるよう仕事を早く切り上げて帰ろうと思う。

 


おしまい。