「思ったゲーム」
思ったゲームという名前のゲームが有る
正式名称は知らない。
グーグルで検索してもヒットしなかった。
内容は簡単。
「思った事を当てるゲーム」。
子供を寝かしつける時、試しにこれを教えたらとてもハマってくれた。
情報を整理する力、論理的思考を強化する側面が有ると思う。
でも教育だのなんだのというより、材料が何も無くても楽しめる気楽なゲームなので知らない人が居たらご紹介したい。
ルール
ルールは簡単。
ルール①思う人が1人、他は当てる人。当てる人は何人居てもOK。
ルール②思う人が最初に何かを思う。思ったら「思った!」と声を掛ける。
ルール③思ったコールがかかる間に、当てる人は質問する順番を決める。
ルール④当てる人は「はい、いいえ」で答えられる質問を1人1つする。←重要
※「それは赤ですか?」はOK。「それは何色ですか?」はNG。
基本的にこれだけ。
当てる人は前の人達の質問を整理して「それは〇〇ですか?」と特定する。
当たったらその人の勝ち。凄くシンプル。
ボーイスカウトやってた人なら大抵知ってると思う。けど自信は無い。
筆者が少年の頃に所属していた渋谷14団はこれが流行っていて、キャンプで寝袋に入った時など「もう何も出来ない状態」になった時に遊んでいた。
(必要な物は耳と口だけなので目をつぶってすら出来る。)
ローカルルール
そんでもって他の団の子とやった時などはローカルルールが有った。
それぞれバラバラなので好きなモノだけ取り込んでもらえれば良い。
①思うモノを限定する。簡単に触れて今日1日で見た、使った物にする。
このゲームは思った物が単純な方が面白い、複雑過ぎると楽しくないので「縛り」が有った。
小学生も高学年になると理系の知識が入ってくる。
また、概念とか国名とか天体とかそういった物は当てるのが困難で禁止された。
※ボーイスカウトでは年齢がバラバラでグループが作られる事が多いので知識の量に差が出るとハンデがキツイ。当てられるのが嫌で「窒素」とか「土星」とか言う奴がいた、低学年はわからんっつーの。
②質問出来る回数を決める。当てられなかったら思った人の勝ち。
基本ルールだけだと、思った人は当てられるまで無限に質問に答える事になる。
それだと緊張感がないのでこんなルールが制定される事が有った。
プラスαで思う人が何回かに一度ヒントを出す場合も有った。
③ズバリ当てる時は「ズバリ」を付ける。「ズバリ」を付けて外した人は一回休み。
必死過ぎて、最初の1回目から質問せず「キャベツ!」とか「テント!」と当てようとする人用です。子供だから仕方ない。
他にも色んなローカルルールが有ったがメジャーなのはこれくらいだった。
人数が多い時は団長が思う人をやり、2チームに分かれて交互に質問、分かった人が出たら手を挙げて全員で「ズバリ」を付けていた。
賞品でデザートにスイカを賭けたり(負けたチームはおせんべい)、楽しかったなぁ。
良いところ
このゲームには良いところがいくつも有る。
①材料なし
②静かに遊べる
③思考力(正解を導き出す質問力、情報整理など)が鍛えられる
④やってる内に(どうでもよくなって)眠くなる
事実、次男はやってる最中に寝落ちする。
「はい、次男の番だよ」と声をかけると寝息が聞こえる。
長男はランランとしてしまうタイプなので寝ないけど楽しそうに毎日やろうやろうと言ってくる。
大人がやっても充分楽しいので相手しているこちらも良い刺激になる。
思ったゲーム。
おススメです。
ちなみに楽しむコツは最年少に合わせる事です。
食べ物、オモチャ、家に有る物が良いと思います。全然当たらない時は、思う人がどんどんヒントを出してください。
数回質問して当たって、どんどん次の人が「思う人」をやる方がテンポよく楽しめます。
正式名称の知らないゲーム
余談だけど先日サンドウィッチマンの「ラジオやらせろ」で
「いっせーのー」とか「ちっちーのー」とタイミングを合わせて、立てた指の本数の合計を当て合うゲームの名前が話題になっていた。
筆者が通う小学校では「ちっち」と呼ばれていた。
だけど中学に上がり「じゃあこれはちっちで決めようぜ」と言ったら隣町の小学校から来た同級生たちに「は?ナンソレ?」と言われた。
「え?だから指でこーやって、ちっちーのーって言いながらさぁ」と両手でサムズアップすると「なんだよちっちーのってwww」「いっせーのーだろw」と笑われたが筆者たちは何が面白いのかわからなかった。
あれは結局なんて言う名前の遊びなんだろうか・・・
おしまい。