つつがなくそつがなく

ふらっと訪れクスっとしてもらう事を目指すブログ

大した出来事じゃないけどふと思い出す事を増やしたい話

 

 

子供が覚えている事と大人が覚えている事は違う。

背丈が違うし

経験が違うから

注目している所が違う。

 

大人同士でも違うけど

子育てをしていると「よくそんな事を覚えているなぁ」と感心させられる事がたくさん有る。

 

 

大人からすれば遊園地や動物園、旅行に連れて行った時の話で盛り上がりたい。

「連れて行った」と表現している通り結構大変な労力だったりするから。

 

でも子供は近所の公園で、

いつもとは違った遊びをしたとか

 

雨が降った時に自宅で、

家に有る物で工夫して遊んだ事とか

 

そちらの方を「楽しかった」と話す事が多い。

手軽にまたやれるからかもしれないけど

ご飯やお風呂など、親子の会話が多いシーンでよくそんな事を話してくれる。

 

 

 

 

筆者にとって「大した出来事じゃないけどふと思い出す事」は

たぶん小学校に入ったかどうかくらいの時。

 

夜、眠れずにいたら寝室に来た母が布団をかけなおしてくれた。

足が出ていたんだろう。

1分もしない内に寝返りしてまた足を出してみた。

母はまたかけなおした。

 

また1分もしない内にごろんと回転して足と手を出した。

母は筆者が起きている事に気が付いていたと思うがまたかけなおした。

それが何とも面白かった。

片目で母を見て笑いをこらえていた。

 

それからその後どうしたかは覚えていない。

しつこく繰り返して怒られたか、そのまま本当に寝たのか。

覚えているのは足を出しては布団に入れられを繰り返してクスクス笑ったこと。

 

母は覚えていないだろう。

筆者も普段は忘れている。

 

でも子供を寝かしつけいる時にふと思い出す。

独身の頃もほんの数回だけど思い出した。

 

何処にも行ってないし大した出来事でもない。

でも何となく覚えていて「ふふ」となる。

そういう思い出を子供にも増やしてあげたい。

 

 

 

 

昨夜、長男(5歳)は中々眠れず手遊びをしたり何かを暗唱したりしていた。

起き上がると筆者に「寝なさい」と注意されるので、

寝たふりをしているこちらの顔をバレないようにのぞき見していた。

 

「寝れないの?」と聞くと「うん」と言うので

次男を起こさないようにそっと寝室を出て、

玄関の外で、2人で5分くらい星を見た。

 

夜とはいえ街頭や家の灯りで外は明るい。

星は数えるくらいしか見えないけど「あれがオリオン座だよ」と言った。

「オリオン座ってなに?」と聞かれて

星座とはから説明するの大変だなと思ったので「今度教えてあげる。」と逃げた。

月も大きかった。

 

寒くなったので「そろそろ中に入ろう」と寝室に戻った。

冷たくなった足を筆者の足にくっつけていた。

それからすぐに寝たという訳ではないけど、それなりの時間で寝た。

 

 

 

長男は昨夜の事を数日後には忘れてしまうだろう。

毎日の生活の中で99.9%の出来事は忘れてしまう。

 

筆者も確実に忘れる。

でも、何かの拍子に「そう言えば長男と星を見たな」という記憶が蘇るかもしれない。

「ふふ」となるかもしれない。

 

そう言う思い出が

これからも増えていくと嬉しい。

 

 

 

おしまい。

 

 

 

 

<余談>

作業中に良いBGMがYoutubeに有ったので載せておく。

サムネに釣られて聴いてみたら凄く良かったのでこれを聴きながら書きました。

明るい幸せな日 🌳 癒しのピアノ音楽というタイトルのようです。

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

<画像はこちらから頂きました>

www.photo-ac.com