子どもに説明できないことについて書く。
別にえっちな話ではない。
えっちな話は分かっているので説明できる。
赤ちゃんはどこから来るのか?
コウノトリだ。
そうではない。
単純に「聞かれても知らないから説明できないこと」だ。
それも身近に有る事で。
例えば昨日の豪雪。
保育園で雪合戦や雪だるまを堪能してきた子供たちに
「なんで雪って降るの?」と聞かれた。
よく知らないから
「めちゃくちゃ寒いと雨が雪になるんだよ」と答えた。
すかさず、長男(4歳)から
「なんで氷じゃなくて雪なの?」
と聞かれる。
「分からん…調べておく。」として逃げた。
よく考えれば雪も氷。だけど聞かれた時は何故か別物として考えてしまった。
小さい水がくっつきあって雨になる。小さい氷がくっつきあうと雪になると説明すれば良かった。
子どもたちはこちらの反省など気にもせず凍結した道をキャッキャッしながら登園していった。
(これが落語の「やかん」なら「氷が降ってきたらあぶねーだろ」で済んだだろう。)
こうした「いつか聞かれるであろう身近ななんでに対して対策を打っておくべきか」を考えてみる。
例えば鏡。
ガラスは透明だけど鏡は映る。
でもガラスも条件次第でちょっと映る。
なんでと聞かれても分からない。
ガラスと鏡って素材から違うのかしら。
調べたらガラスの1番後ろに銀を塗っているらしい。
銀は光をほぼ100%反射するのでガラスに銀の膜を塗ったものが鏡と呼ばれるらしい。
知らなかった。調べて良かった。
例えば電子レンジ。
何故温まるのか。
自信無いので調べたら水分子を擦り合わせるそうだ。(それだけ聞いてもサッパリだ)
そんな説明をしたら水分子ってなんだとなり、そもそも熱というのは水分子と水分子が擦れあっている状態という説明が必要になる。
(この理屈だと乾燥しきっているものは電子レンジで加熱しても無意味という事なんだろうか、分からん…)
少なくとも4歳に説明するレベルではないだろう。
どんな説明するといいのかしら・・・。
他にも色々ある。
・石鹼はなぜ泡が出るの
・ピアノはどうやって音を出してるの
・Bluetooth、Wifi、テレビ、ラジオ、見えない電波はどうやって出しているの
・エアコンはどうやって暖かい(冷たい)風を出すの
・風や海の波って何なの
・なぜ夏の昼は長く夜は短いの
・なぜ地球は自転、公転しているの
・何故大雪の次の日に出社しなくちゃいけないの、テレワークじゃダメなの。
筆者は理科が苦手な少年だったので覚えてもいない。
調べれば正解が載っているがそれを自分の言葉で説明するのも難しい。
相対性理論だけは「説明出来たら超クールじゃね」という非常に頭悪そうな理由で学び、
一般と特殊、両方説明できるようになった。(NHKの100分de名著やYoutubeの解説動画を繰り返し見ただけ。)
それで得意になってこのような絵本を買った。
中盤まで何故重力が発生するかという説明なので余裕だった。
長男も分からないなりに楽しく聞いてくれた。
だが特異点が出てきて重力波がかなり投げっぱなしな感じで終わる本作。
物語ではないのでオチとかはない。
「重力波は我々に降り注いでますよ」という形で終わる。
浅い知識しかないので重力波が我々にどう影響を及ぼしているか説明出来なかった。
正に付け焼刃。
息子達には筆者のように浅い知識で得意になって恥を書くような人間になって欲しくはない。
しかし疑問を持って調べる事は良い事だ。
調べる過程も大事だがとりあえず倉庫に寝てたGoogle ホームスピーカーを設置した。
Googleさんが何でも答えてくれる事を期待したい。
Googleさんの答えに納得できなければ自分で調べるだろう。
おしまい。