つつがなくそつがなく

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保育参加2022

いろいろな児童施設のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

昨日は次男の保育参加の日だった。

 

コロナで親は1人しか参加できない為、長男次男2人で通っている我が家は1年交代でどちらに行くかを決めている。

 

今年は筆者(夫)が次男、妻が長男のクラスに参加した。

去年は逆だった。

 

筆者が子供のころ、こういうイベントに参加するのはママと世間的にも大体に決まっていた。

でも最近は違う。

パパが普通にこういったイベントに参加するようになった。

良い傾向だ。

 

今の時代(特にコロナで)のパパは子供と接する時間が他の時代に比べて格段に増えた。

育児に「参加する」という意識は薄れ「親としての当事者」意識が芽生えた結果かなと思います。(凄い上から目線な言い方)

 

ただ「ママの方が良かったな。」なんて面と向かって言われているパパも居た。

可哀そうだが日頃接する時間や態度がその差を作ってしまう感は否めない。

 

 

ちなみに我が家が通う保育園は写真を壁に貼ってくれたりインスタにアップしてくれたりする。

だからおおよその想像はつくのだけど、やはり同級生や先生方の前という社会的空間でする姿を生で見れる機会というのは嬉しい。楽しみだった。

 

 

当日保育園でやったこと

幼稚園のお散歩のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

  • 並んで座って手遊び(ミックスジュースを作るとか言うやつ)
  • 動物かけっこ
  • 絵本読み聞かせ(3匹の子ブタ)
  • 積み木
  • 自由時間
  • お昼ご飯(食べたら帰宅)

 

こんな感じだった。

 

まだ3歳児なのでお話がそこまで達者じゃない子も居る。

次男はベラベラ喋るが長男は3歳の前半はほとんど喋れなかった。

ただ先生の話す内容はしっかり理解出来るので集団行動は問題なく出来るようだった。

 

長男の時も思ったがやはりどのクラスにも1人、全く先生の言う事を聞かない子が居る。

その子の性格なのか、何かそういう障害と言ったものなのかは分からない。

先生もその子に強制させるような事は言わないので日常的に不参加なのだろう。

 

保育参加は「参加」なので筆者も参加する。

ゴール地点に立たされたり積み木で一緒に遊んだり。

 

全く名前も知らないような子達が筆者の膝の上を取り合ったりしてくれてとても嬉しかった。次男は最初ヤキモチ妬いたが段々と受け入れていた。

 

感じたこと

保育園】子どもは何をして過ごす?実際の1日の流れをご紹介 - 中和興産「Official」

 

千差万別。

これがしっくりくる。

 

子供と言うのは本当に1人1人違う。

 

4月生まれと3月生まれでは体格が全然違う。

文章で話せる子も居るし単語しか言えない子も居る。

 

積み木で黙々と遊ぶこも居れば大きな声で騒ぎ続ける子も居る。

 

ウチの次男は絵本の読み聞かせの時、先生が「最初の豚さんのお家は何で作ったかな?」とかの質問にただ1人答えていたので大変誇らしかった。

 

ウチの次男は家でも絵本が好きで、「ちょっと今日はめんどくせーな」と思う日がありつつも毎日絵本を読んでいる筆者の努力が実を結んでいるような気もした。

 

(実際は一緒に聞いている長男が数か月前まで全然絵本に集中出来ない子だったので、元々の素質なんだろうと思う。)

 

他の子に比べてウチの子はここが良かった、ダメだったという優劣の視点は親ならばほぼ間違いなく持つ視点だろう。

 

でも思う。

 

そもそも劣とはなんぞや

 

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少なくとも保育園で他人と競う事に意味は無い。

「意味は無い」という書き方のニュアンスが難しいが、例えば4月生まれの子は3月生まれの子より何だって早く出来る子が多いし、例え出来なくてもこれからの成長の幅が大きすぎて保育園の段階で優劣を決める事は意味が無いと思う。

 

計算が出来て漢字も書けて絵も上手で楽器が弾けて走るのも泳ぐのも早くて優しい上にに礼儀正しい…そんな大谷くんみたいな子は稀だ。(大谷くんが絵や楽器が得意かは知らない)

 

将棋の藤井聡太くんのように聡明でキレッキレの頭脳を持つ天才は稀だ。

 

大谷くんや藤井くんの親御さんの育て方を是非伺いたいものだが、それを筆者が真似たところでうちの子らが同じように育つかと言えばそうではない。

 

そして2人育てていて思うのは、兄弟でも性格が全然違う。

これは持って生まれた素質(というより因子)が絶対に影響すると思う。

 

「性格は能力の一部である」

2021年10月06日 マンガ・イラストカレッジブログ 【全カレッジ】高校2年生向け\11月から優先受付開始/特待生制度ってなぁに?|  総合学園ヒューマンアカデミー秋葉原校

 

 

アメリカの心理学者ルイス・ゴールドバーグは、人の「性格」は「外向性」「調和性」「誠実性」「神経症的傾向」「経験への開放性」の5つの性格因子で構成されているという「ビッグファイブ理論」を提唱した。

 

これをここで細かく書いても仕方ないがとにかくこの理論は「この子の怒りっぽい性格を直そう」とか「人に比べてのんびり屋さんだから直そう」という考えに警鐘を鳴らしてくれる。

欠点修正に注力するのではなく、分析してその子に合ってそうな道を将来選択肢として出してあげればいい。

 

 

昔は何か一つでも秀でているものが有れば良いという価値観だったが、実際のところ何も秀でていない人は多い。

これを書いている筆者自身も何か1つAを持っていると思いたいが、学校でも会社でも本当のAを目の当たりにしてしまうと自分はBやCだと認めざると得ない。

 

そんな凡人でも幸せに暮らせるためには、子供の頃から少しでも良い所を見つけて褒めちぎる、悪い事は行為を叱るだけでそれを性格と結びつけない事が大事だ。

 

その為に親も色々と学び、視野を拡げる言動を繰り返し子供に伝える事が大事だと思う。

オリンピック選手とか東大に入れる子になって欲しいという明確な目的は無いが視野の広い人間になって欲しい。

 

今見えている景色はごく一部の物だ。

学校も会社も日本も世界の一部。

 

合わないなら羽ばたけば良いという可能性を示したい。

耐えるも大事だが耐えるか動くかの選択肢は持たせたい。

耐える一択しかないのは辛いだけだ。

 

そして視野が広ければ差別をせず人との違いを認め、協力者を見つける事が出来る。

1人で出来る事は限られているし、筆者の子は筆者のような凡人になる可能性が高い。

凡人でも数人集まれば出来る事が有る。

 

天才が現れた時、素直にあなたは天才だと認められる人間になって欲しい。

新しい考えを否定しない人間になって欲しい。

 

その為には自分が見本を見せねばなるまい。

子供と目線を合わせて子供の言い分をしっかり聞こう。

急いでる時とかちょっとしんどいけど。常には無理だけど。

 

そんな事をぼんやり考えながら寝かしつけした昨日だった。

 

 

おしまい。