楽しいラジオおすすめ5番組
おススメのラジオ番組について書く。
筆者は40歳のおじさんだ。
40歳のおじさんがどういう番組を好むかというと、おじさんの番組を好む。
おじさんはおじさんの話を聴いて笑ったり感心したりするのが好きなのだ。それがおじさんだ。
だからおススメする番組もおじさんがパーソナリティをやっているものばかりだ。
元々はそこまでラジオを聴く習慣が無かった。
初めてまともに聴いたのは中学3年生の時。
幼馴染が「伊集院光の深夜ラジオが超面白い!」と言うので聴いてみた。
めちゃくちゃ面白かったが部活で朝練が有るので起きているのは無理だった(月曜だし)ので録音してもらったテープを聴いていた。
別の友達が自分達でラジオ番組をまねてテープに録音し、それを聴いて笑うというのが遊びの1つになった。
今でも集まった時に話して笑う良い思い出だ。
だが高校生になりそういう遊びもしなくなりラジオとはまた疎遠になった。
大人になっても移動中は常に音楽を聴いていたし、
人の話を聴きながらアプリが出来るほど器用じゃないのでとことんラジオに縁がなかった。
そんな筆者がラジオという媒体を見直したのは4年前。
この番組がキッカケだった。
おススメ①「問わず語りの神田伯山」
テレビで神田伯山さんが「日本一チケットの取れない講談師」という触れ込みで紹介されていた。
その時に「そんな彼のラジオが今、話題を呼んでいます」みたいな感じで紹介された。
早速調べてみるとラジオクラウドというアプリで聴けるという事だった。
(ラジオに興味がなかったのでそんなアプリは知らなかった。)
元々落語は大好きで子供の寝かしつけ中に聴いていた。
講談が聴けるなら聞いてみようかなと思いインストール(無料だし)。
番組名は「問わず語りの神田伯山」。
筆者が聴き始めた当時はまだ名前が神田松之丞だったので「問わず語りの神田松之丞」だった。
残念ながら講談は全く聴けなかったがこの伯山さんのトークが面白いのなんの。
他にラジオを聴いていなかったので比較対象が無いのに当代随一のパーソナリティだと勝手に評価した。
自分や他人の失敗談や人の(洒落になる程度の)悪口、講談界、落語界のエピソードなど色んな話題が面白おかしく出てくる。
愚痴と悪口とたまに出てくる良い話でまとまった展開は人気を博し、3か月限定の30分番組が10分の帯になり現在は毎週金曜30分に固定化された。
スポンサーもたくさん付いており芸能人リスナーが多い事からも番組は大成功なんだろうと思う。
彼は他にもテレビで冠番組も持っている、とにもかくにもラジオが面白いので是非。
ラジオクラウドで過去放送が全部聴ける。
ちなみに彼は真打といういわゆるその世界での免許皆伝ステージに昇った際の興行も連日満員。
信じられない賑わいを見せた古典芸能界のスターであり、
ラジオに全く縁がなかった筆者を毎週聴かせ、他の人のラジオ番組も聴いてみようかなと思わせるようになったラジオスターだ。
おススメ②「サンドウィッチマンのラジオやらせろ」
サンドウィッチマンがM-1で優勝する前からやっているらしい老舗番組。
売れる前にノーギャラで良いからと契約し、人気爆発した今でも律儀にノーギャラだとか。
震災時にこの番組が心の支えとなった東北人も多いようで、サンドウィッチマン人気の根底にあるような番組だ。
ただし番組はというと語弊があるかもしれないかなりユルい。
雑談のような30分で筆者はそのゆるい雰囲気がとても心地よくて好きだ。
楽天イーグルス、ラグビー、健康、最近人気のコンテンツ、家族の話などがメインでとくにオチもなくおじさん二人が談笑しているのを聴いている感じは自分も楽屋に同席しているようで楽しい。
まためちゃくちゃメールを読む回や後輩芸人がゲストに来る回も有る。そちらもそちらで楽しい。
Youtubeに公式チャンネルが有るので違法アップロードを気にしなくても聴ける。おススメです。
おススメ③「サタデーナイト仏教」
笑い飯の哲夫さんが務める仏教番組。
ガチガチな宗教番組ではなくゲストに芸人を呼ぶ月とお坊さんを呼ぶ月と隔月で別れている。
信心深い方ではないが仏教の本質はスピリチュアルで超自然的な存在を無闇に信仰する事ではなく、自分自身の考え方や在り方を説く物でこの番組内容もそちらがかなり強い。
お坊さんがゲストの会では仏教は色んな宗派が存在するので宗派の特徴やお寺紹介、最近ではネットの世界に進出しているお坊さんなども出てくる。
寺で待ってるだけでなく自分達から悩みを聞きに行こうという若く柔軟な発想も有ったり、太古の昔から存在する人間関係の悩みへの向き合い方などお坊さんの話が聴ける貴重な番組だ。
芸人の会ではリスナーからのメールや笑いについて仏教からの観点を交えつつ仏教に詳しく本も出している哲夫さんが「仏教にはこんな考え方が有ってな」という形で進行していく。
押しつけがましい感じはなく「まぁ考え方の選択肢の一つとして捉えてや」という柔らかい形なので非常に聴きやすい。
こちらはSoundCloudで聴ける(関西の方は普通にradikoで聴ける)。おススメ。
2008年から放送されている老舗番組。
淀みのない流暢なトークと発声の良さが相まってめちゃくちゃ聴きやすい。
「リア充はこんな番組きかんやろ」というテンションで、日々それほど幸せに暮らしてはいないであろうリスナーに向けてという感じで進んでいく。
山田さんの声は本当に聴きやすく「ながら聴き」にかなり向いているので筆者は料理を作る時に聴いている。
この番組を今聴いているのって俺くらいじゃないかという気持ちにさせるやり方は非常に上手い。
こちらはラジオクラウドで聴ける。おススメ。
おすすめ⑤「錦鯉の人生五十年」
M-1で優勝した錦鯉の番組。
ミーハーなもので優勝してからリスナーになった。
ありがちな感想だがああいう大会で優勝する人って優勝する前から面白いんだなと思った。
漫才だとまさのりさん(スキンヘッドの人)のおバカはどこまで計算なのか分からないが、ラジオを聴くとマジだなと分かる。彼は本物だ。
このおバカっぷりをツッコミの渡辺さんが口悪くけちょんけちょんに言うのだがまさのりさんは意にも介さない、そのやり取りが面白い。
こちらはGERA(ゲラ)というアプリで聴ける。
M-1で4位だった2020年大会に出る前からやっている番組で、過去ログが全て聴けるので移動中は専らこの番組ばかり聴いている。
今真面目に聴いているラジオ番組は以上です。
自分でもビックリするくらいおじさんの番組しか聴いていないなぁ。
ラジオはテレビやYoutubeと違い、音声だけで伝える事が目的なので目を瞑っていても良いし何かしながらでも聴ける。
出演者との距離感も圧倒的にラジオの方が近い。
人気Youtuberの多くは視聴者に語りかける形を取るがラジオもそれと同じで、テーブルを挟んで聴いているような感覚は臨場感が有って良い。
他にも面白い番組はたくさんあると思うがとりあえず今はこの5番組で1週間が回っている。
機会が有れば聴いてみてください。どれもおススメです。
おしまい。