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ホテル業を開業する妄想

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会議まで暇なのでホテル業を開業する妄想をしてみる。

 

 

今の会社(とあるメーカー)は好きでおそらく定年まで働かせてもらう予定だ。

しかしもし別の人生を歩んでいたらという妄想を最近よくする。

 

 

ちなみに生まれ変わったら就きたい仕事1位は宮大工だ。

千年残る神社仏閣の保全や建築に関わりたい。

 

 

ロングコートダディいわく生まれ変わるのは簡単じゃないらしい。

なので少しだけ可能性の有りそうな形で筆者のような平凡なサラリーマンがホテル業を開業する妄想をしてみる。

 

 

まずはお金の調達だ。

何をするにも先立つものが必要になる。

 

筆者は家のローンをかかえる普通のサラリーマンだ。

そんな筆者が普通の事業計画を立てても銀行は融資してくれないだろう。

それに借金のリスクも負いたくない。

 

どうすれば良いか。

会社を説得をしよう。

 

 

会社なら失敗しても最悪クビにはなるだけで借金はしない。

動機は不純だが会社名義なら銀行も融資してくれる可能性が高い。

もしくは会社のキャッシュで出してもらう。

想定しているのは2F建てで客室4~5部屋の建物だ。

場所によるが土地、建物、その他全部ひっくるめて2億くらい必要かしら。

普通のサラリーマンにとってはどう考えても会社に用意してもらうのが現実的だ。

 

 

次にコンセプトだ。

始めるにあたりどんなホテルを作りたいか。

木造ベースの自然満喫タイプ、

ハイテクノロジーな未来型タイプ、

ラグジュアリー溢れる高級感タイプ、

・・・

色々有るが筆者は星空満喫型のホテルを作ってみたい。

2F建ての建物で客室は4~5。

客室は全て2Fで全室天井とベランダ側の壁面がガラス張りだ。

ベランダには客室露天風呂を付けて大浴場は無しにしたい。(大浴場にそれほど魅力を感じない)

全室薪ストーブも置きたいところだ。

 

 

次にターゲットの客層だ。

ペット向け、ファミリー向け、カップル向け。

高価格、リーズナブル、相場通り。

筆者は子供2人を育児中なのでファミリー向け、価格は相場通りとしたい。

 

 

 

次に場所だ。

東京から2時間~3時間くらいで行ける距離にしたい。

買い物も楽しめてレジャーも星空も満喫できる場所。

軽井沢だ。オールシーズン楽しめる観光地。

死ぬほどライバル企業が有るが人気の無い場所には筆者がそもそも興味が湧かない。

人気の有る観光地なら集客も期待できるし泊まる宿以外にも楽しみが有る。

 

 

 

次に食事だ。

これは素泊まりにしたい。

料理人を雇う事は難しい。上手い事ウデの良い人が見つかれば良いが辞められたら大変だ。

なので繫華街まで送迎するから勝手にしてくれというプランにしたい。

軽井沢ならそれが可能だ。オシャレなレストランや美味しいパン屋さんがたくさん有る。もちろん持ち込みもOKだ。

レストラン側がテイクアウトしてくれるならそれをウチのスタッフが受け取りに行くのも良い。

 

 

次にベネフィットだ。ウリだ。

ファミリー向けで最も喜ばれる事は子供が喜ぶ事だ。

軽井沢にはアクティビティがたくさんあるので宿では1~2時間楽しめるくらいのモノでいいはずだ。

星空満喫一点突破だと雨や雪の時つまらない。

室内に家庭用プラネタリウムを置いておこう、最近の1万円台でも凄いのが出ている。

レンタルのドローンとセグウェイはどうだろう

敷地内から出すな、出るなというルールで遊んでもらいたい。

ドローンは近所に怒られるかもしれないから囲いの中で的当てなどで点数を競うとかそういうのが良いかもしれない。

部屋に持って行って良い知育玩具やカードゲームを20種類くらい常備おこう。最近ではキャプテンリノがお気に入りだ。

客室に有る薪ストーブに使う薪割体験なんてのも楽しい。お父さんの見せ場だ。

たくさん割ってくれたら数に応じて何かプレゼントしよう。

Amazonのプライムビデオ、Netflix、Hulu、Jsports、DAZNを契約して見放題にしておこう。

 

 

1Fはフロント、スタッフ用のベッド、事務室や倉庫にするが玄関正面にも何か欲しい。

囲炉裏がベストだが建築的に可能なのだろうか。吹き抜けにすれば良いがそれだと客室が減ってしまう。

宿の1Fに有ったらテンションが上がる物は何だろう。

ちょっと今は浮かばないので追々考えよう。

 

 

最後にスタッフだ。

軽井沢で現役を引退した元ホテル業の65歳以上を雇いたい。

オールドスタッフは勤勉だし定年を迎えたがまだまだ元気なスタッフを雇う事が出来れば地域にも貢献できる。

オープニングスタッフとして未経験者を雇うより遥かに安定するだろう。

クレームにも柔軟に対応してくれそうだし、筆者個人の感覚だがスタッフが高齢者のみの宿は何か安心感が有る。

深夜勤務はしんどいと思うので22時でフロントはおしまいだ。

お風呂は客室についてるから1Fに飲み物の自販機さえ有れば大きな問題は無いだろう。

 

 

資金、コンセプト、客層、食事、風呂、スタッフ、大体決まった。

これで5年で黒字にする計画に出来れば会社はOKしてくれるかもしれない。

 

試しに3年で黒字を試算したら365日営業で1日18万5千円の利益を出さなければいけなかった。5部屋1泊6万円毎日満室でも赤字だ。無理だ。

5年でも1日11万円強の利益が必要なのでもっと客室を増やさないと無理だ。

もっと客室を増やすか資本金を下げて再検討しよう。

 

 

本当にやるとなったら死ぬほど大変そうだし失敗するかもしれない。

だが少なくとも自分が泊まってみたい宿を作るのは楽しそうだ。

 

そんな妄想をしながら次の会議を頑張ろう。

 

おしまい。