ランジャタイ
ランジャタイについて書く。
※内容はM-1でランジャタイを知った方向けです。
とりあえず決勝ネタを公式サイトから埋め込む。
相変わらず国崎氏の笑顔が可愛い。
筆者は40歳既婚のおじさんだが国崎氏の笑顔は屈託が無くて好きだ。
さて本題。
先日のM-1以来ランジャタイのツイートは本当によくみかける。
ヤフーのリアルタイム検索機能である、
「ランジャタイ」のTwitter検索結果 - Yahoo!リアルタイム検索
を見てみよう。
このグラフの数字は1時間単位で表示される。
やはりM-1当日、登場後の1時間は約5万件とえげつない。
飛びぬけ過ぎて他の日のベースラインが分からないので24時間も見てみる。
本日は12/24だ(メリークリスマス!)。
放送後5日経ったので最大時速は118件。
大体ベースラインとして1時間に30件くらいだった。
Twitterについてもっと詳しく言及されているニュースがいくつか有った。
いま時点で最新のものを貼っておく。
M-1決勝効果で出場芸人への言及ツイートはどの程度増加したか?(鳥海不二夫) - 個人 - Yahoo!ニュース
とりあえずプロフィールをざっくり洗う。
おかっぱ頭は伊藤 幸司さん。ツッコミ?担当。36歳、鳥取県出身。
ムーンウォークは国崎 和也さん。ボケ?担当。34歳、富山県出身。
過去にNSC東京をクビになったりオフィス北野でマネージャーに死になさいと言われたりしている。(彼らのエピソードは尋常じゃない量なので書ききれない。省く。)
?が付いているのは何かよく分からない事を始めた国崎氏に対して
伊藤氏は戸惑ったり同情したり一緒に困ったりしている芸風だからだ。
(マヂラブの村上さんはハッキリとツッコミだと分かるが伊藤氏は違うスタイル)
<例>
風猫で「将棋ロボだ~!」と国崎氏がやった際、
伊藤氏は「相手居ないのに可哀そう。」と言う。
「そこかよ!」と観客がツッコミせねばならない。
これがランジャタイだ。
芸風からは想像できないほどネタを練習するらしい。
また、芸人からも面白いと評価が高く、
2人とも優しい人なので好かれているようだ。
(本当に色々な芸人さん彼らを褒めている。)
一応補足しておくと、
マジでぶっ飛んでるのは伊藤氏。
奇才だけどちゃんとしてるのは国崎氏だ。
Wikipediaには書かれてないが伊藤氏の本名はニシカワさんだ。
先日Youtubeで見た
金属バット先生が教える「ランジャタイのすベて」【金属バットもういっちょ】 - YouTube
で言っていた。
由来は言及されなかったのでわからない。
マヂカルラブリーの村上さんも本名っぽい芸名だ、あちらは漫画の主人公を題材にしている。
とりあえずM-1の話。
ネタは風猫。
ぶっ飛んでいるネタで本来は12分くらい。
(ランジャタイのネタはとにかくしつこい。)
生粋のランジャタイファンからすると、
決勝なのにふざける、
ネタはちゃんとやる、
周りが戸惑う、
審査員が困る、
最下位を取る、
絶望する伊藤、喜ぶ国崎。
これら全てが1セットでランジャタイのネタなので大喜びだっただろう。
スタジオ観覧している人達にもウケていたしTwitterでも話題沸騰だ。
本人も投稿している。
— ランジャタイ 伊藤幸司 (@ranjyatai11) 2021年12月22日
あんな感じでも元々知っている人からすると「さすがに空気読んでちゃんとやっているな。」と思っただろう。
妻は全くツボにハマらなかったようで「何がなんだか分からなかった。」と正直な感想を言っていた。
ランジャタイはマヂカルラブリーのように「自分は彼らの笑いが分かる側の人間」というある種の特権階級的なアレが有る。
マヂラブも最初、2017年で初めて見た時は全く笑えなかった。
しかし2020年で筆者も含めて観客を爆笑の渦に巻き込んだ。
タイプやネタは違うが雰囲気という括りで言うとランジャタイもそんな気がする。
ただ彼らは既に結成14年。来年がラストイヤーだ。
もしM-1で優勝したいなら来年までに何か対策を打たねばならない。
そもそも優勝目指してないんじゃないかという意見も有るが、(国崎氏はクソスベりたいと言ってたが)
伊藤氏は本気で優勝したいと思っている。
国崎氏も参加している以上は少なくとも決勝には出たいのだろうし、決勝メンバーの発表の時は普通に喜んでいた。(何かを企んでいそうだが)
彼らは「別に俺たちM-1目指してねーし」みたいな変な尖り方はしておらず
普通に売れたいし普通にもっと自分達を知って欲しいと思っているように感じられる。
ただ自分達がやりたい事は曲げない、そういうタイプなんだろう。
冒頭のTwitterの話と被るがランジャタイは議論の種として話題を呼んでいる。
落語か落語じゃないか、
そもそも漫才なのか、
なんだんだアレは、
つまらない、面白い。
色々と言われている。
ともすればアーティストだ。
マヂラブもやはりそうだった。
シンプルに笑えないからなのかは不明だが芸術のように扱われている。
ランジャタイ本人達がどう感じているか知る由もない。
個人的にはお笑いなんだから笑えるか笑えないかだけで考えればいいと思う。
現に彼らのYoutube再生数は10万、20万など当たり前。
テレビ露出が少ないのにこの数字は凄い。
一部のTwitter(こんな人気続くわけない、珍しいだけ的なモノ)を見ていて思うのだが、
彼らが数年後に残っているかどうかなど我々には1ミリも関係ない。
芸人は今面白いか面白くないかだ。
今面白いと感じている人が多いから彼らは人気者なのだ。
もし10年後に姿を見なかったとしても「昔ランジャタイってわけわかんないコンビが居てさ~」と語り草になっているだろう。
スベってスベってスベり倒してここまで来たランジャタイに幸あれ。
ちなみに今Tverで「やすとものいたって真剣です」のM1ファイナリストが公開されている。
錦鯉優勝の瞬間の舞台裏で誰よりも喜ぶ国崎氏がなんとも微笑ましい。
やすとものいたって真剣です|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」 - 無料で動画見放題
これを見れば普通のトークも普通に面白くできると分かる。
真面目にやれと言われるとやらないだろうが他のメンバーに迷惑をかけてまでやろうとはしない。
そういう所も人気を得た理由だろう、マジでイカてるんじゃないかと思う地下芸人とは違う。(国崎氏はそういう芸人が大好きっぽいが)
ここからエピソードを書き始めると疲れるし、やはり本人達の口からきいた方が良いだろう。
という訳で最後にこちらを貼ってお別れします。
ついでに国崎氏のブログも貼っておく。
どんな人柄かがよく出てるし、一つ一つがもうなんというか、ドラマだ。
笑える内容ではなくじーんとするブログだ。
おしまい。
よしなにお願いいたします。