M-1グランプリ振り返りについて書く。
「細かすぎて伝わらない」や「The W」も終わりいよいよ今年の賞レースも残り少なくなってきた。
おもしろ荘やR1も有るが注目度で言えばやはりM-1グランプリだろう。
The Wは優勝者を誰にすべきだったかで注目を集めているようだ。
松ちゃんもツイッターでこのように言っている。
自分の思った結果じゃなかったからといって優勝者を悪く言うのは違うと思う。でも。それだけお笑いに熱くなってくれてありがとう!
— 松本人志 (@matsu_bouzu) 2021年12月14日
筆者も同意見だ。
更に言うなら去年のマヂカルラブリーに比べれば論争という所まで行っていないので問題ない。
(筆者はマヂラブで大いに笑ったので全然問題ないと思っている。)
おめでとうThe W 及び 細かすぎて伝わらないの優勝者!!
一応まだ観てない方が居たらアレなので名前は伏せておく。
紛れもないチャンピオンだ。堂々とスター街道を歩いて欲しい。
最大限の賞賛と心より拍手を送りたいと思います。
さてM-1グランプリ振り返り。
今回の内容は別に今読まなくても良い内容になっている。
お正月、何もする事が無い時に寝っ転がって暇つぶしして頂ければ幸いです。
とりあえず公式サイトを見て優勝者と3位までをリスト化してみよう。
<前期>
2001年 優勝:中川家 2位:ハリガネロック 3位:アメリカザリガニ
2002年 優勝:ますだおかだ 2位:フットボールアワー 3位:笑い飯
2003年 優勝:フットボールアワー 2位:笑い飯 3位:アンタッチャブル
2004年 優勝:アンタッチャブル 2位:南海キャンディーズ 3位:麒麟
2005年 優勝:ブラックマヨネーズ 2位:笑い飯 3位:麒麟
2006年 優勝:チュートリアル 2位:フットボールアワー 3位:麒麟
2007年 優勝:サンドウィッチマン 2位:トータルテンボス 3位:キングコング
2008年 優勝:NON STYLE 2位:オードリー 3位:ナイツ
2009年 優勝:パンクブーブー 2位:笑い飯 3位:NON STYLE
2010年 優勝:笑い飯 2位:スリムクラブ 3位:パンクブーブー
<後期>
2015年 優勝:トレンディエンジェル 2位:銀シャリ 3位:ジャルジャル
2016年 優勝:銀シャリ 2位:和牛 3位:スーパーマラドーナ
2017年 優勝:とろサーモン 2位:和牛 3位:ミキ
2018年 優勝:霜降り明星 2位:和牛 3位:ジャルジャル
2019年 優勝:ミルクボーイ 2位:かまいたち 3位:ぺこぱ
2020年 優勝:マヂカルラブリー 2位:おいでやすこが 3位:見取り図
凄い疲れた。無断で良いから誰かこれコピペして何かに使って欲しい。
(わざわざ公式サイトに書いてある事を別のリストにする必要が有ったのだろうか…。)
優勝者の顔や4位以下が見たければ公式サイトをどうぞ。
関係ないけど今年のM-1参加者の決勝に至るまではYoutubeの公式に掲載されている。
決勝進出インタビューも観れるし決勝まで行けなかった参加者のネタも観れる(3回戦や準々決勝)
興味があればこちらをどうぞ、リンク1発でいけるはずだ。
さて何で振り返ろうか。
優勝者、
無冠の帝王、
一回だけ出て売れたコンビ、
連覇を目指したコンビ、
切り口は色々有る。
でも、まずは優勝者だろうか。
さんざん擦られたテーマだろうが筆者も優勝者で振り返りたい。
優勝者で印象的なのは無名なコンビがパッと出てきて優勝をかっさらう年だ。
お笑い通でもない限り聞いたこともないようなコンビが
爆笑に爆笑を重ね鳴り物入りで優勝する。
「めっちゃ面白いじゃん、なんだこの人ら。」
「こんなダイヤの原石みたいなコンビが居たのか。」
そんな高揚感を多くの人が受け、お茶の間も会場も審査員もひっくり返って笑う。
優勝した瞬間の涙はこれまでの苦労を想像させるに難しくない。
「俺たちがやってきたことは間違ってなかった」
それが証明された瞬間だ。
それが視聴者の心を鷲掴みにするシンデレラストーリー。
M-1の醍醐味の1つである。
近年だと霜降り明星とミルクボーイがそれに当たる。
その中でも特に筆者が印象的なのは2007年のサンドウィッチマンだ。
誰なんだこいつらは(当時の筆者の感想です。)
敗者復活で上ってきたチンピラみたいな伊達ちゃん。
トミー(富澤さん)は髪ボサボサ、出来の悪い営業マンみたいだった。
お世辞にも華が有るとは言えなかった。
面白いのかなぁこんな人たちが。
そんな空気に包まれる中で始まる1本目…
後は皆さんご存知の通りである。
M-1はAmazonプライムで観れるのでたまに見返している。
その中でも最も見返している率が高いのが2007年だ。
もしまだ観ていない人が居たら2007年を是非観て欲しい。
優勝して崩れ落ちる伊達ちゃん。
トミーの熱い抱擁。
涙をこらえての握手。
何とも言えずほころぶ顔。
伊達ちゃんの「夢見心地です」。
トミーの賞金の使い道。
ほんの1時間前まで知りもしなかった無名のおっさん2人が見せたクライマックスに日本中が感動した。
とんでもない事が起きた、それを生放送で観たという興奮。
完全に赤の他人、存在すら知らなかった人達が優勝する瞬間に多くの人が心を打たれた。
今や好感度1位。
レギュラー番組を多く持つ超売れっ子のサンドウィッチマンが
冒頭で「名前だけでも覚えて帰ってください」というツカミをしていた。
今では信じられない事だ。
ついでに言うと審査員も興奮していた年だった。
1本目の終わり、サンドウィッチマンは最後の出番だったが暫定1位に躍り出て最終決戦進出を決めた。
会場がどよめいた。
オール巨人師匠や島田紳助氏は「これで2本目も1本目と同じくらい(の面白さ)だったら大変な事になるで!」と優勝を匂わすコメントを熱くしていた。
審査員ですら皆シンデレラストーリーは好きなのだ。
売れないまま消えていくコンビが圧倒的に多い中、千載一遇のチャンスをモノに出来るかどうかの瀬戸際は興奮の「るつぼ」だった。
同じ最終決戦を戦ったトータルテンボスやキングコングも当然面白かった。
トータルテンボスはラストイヤーでやり切ったと言っていた。
キングコングは西野氏が「これでダメなら仕方ない」と言っていた。(直後にカジサックが否定したが)
全力を尽くして笑いを取っていた。
それ故に結果発表では票が割れた、キングコングにも入ったしトータルテンボス決定かに見えた。
だが優勝したのは無名のおじさん2人だった。
前代未聞の年になった。
そんな事が今年も起きるかもしれない。
(サンドウィッチマンが優勝した事で敗者復活からでも優勝可能という前例が出来たのも大きい。)
面白い面白いと言われながら
決勝に何度も出てるのに優勝出来ない人が優勝する瞬間も好きだ。
今年で言うとオズワルドやインディアンスがそうだ。
だがこれについてはまた別の機会に書こう。
優勝者で振り返るつもりが結局サンドウィッチマンの2007年だけで中々の文章量になってしまった。
筆者の文章力、語彙力ではこれが精一杯だ。
繰り返すがまだ観てない人は是非見て欲しい、アマプラ、ネトフリ、GYAOで観れるようだ。
ちなみにこの年は順位順にハリセンボン、笑い飯、ザブングル、ダイアン、千鳥、POISON GIRL BANDが出ている。
千鳥が今の売れっ子になるような未来はこの時では想像できない。(8位だった)
いやはやM1は書いていて楽しい。
せっかくリストも作ったしこれを活かしてまたM1振り返りを書こう。
次回は思い出に残った優勝者その②を書く。
おしまい。
<おまけ>
アマプラでしか確認してないが
2020年の決勝進出メンバーに密着したアナザーストーリーも有るのでそちらもオススメします。
Amazon.co.jp: M-1グランプリ2020 アナザーストーリーを観る | Prime Video
今年のM-1グランプリ2021予想の記事はこちらです。